【2026年最新】很久以前羊肉串 実食レポ|上海で食べる呼倫貝爾産ラム串、予約のコツと日本にない魅力

上海生活

上海に住んでいると、周りの駐在員から必ずと言っていいほど名前が挙がるお店があります。それが「很久以前羊肉串(ヘンジウイーチェン・ヤンロウチュアン)」。中山公園の龍之夢というショッピングモールに入っている店舗へ、妻と2人で行ってきました。結論から言うと、羊肉のやわらかさとクミンの香りに妻がすっかりハマってしまい、その後も何度もリピートしている我が家の定番になっています。この記事では、お店の歴史や羊肉の産地といった背景から、很久以前羊肉串 予約の実態、実際に食べておいしかった串まで、写真5枚とあわせてレポートします。

回転グリルに並んだ很久以前羊肉串の生のラム串と呼倫貝爾大草原産の表示

很久以前羊肉串ってどんなお店?

「很久以前」は、日本語にすると「むかしむかし」。2008年、当時ホテルのフロアスタッフとして働いていた宋吉(ソン・ジー)さんが、故郷の内モンゴル・呼倫貝爾(フルンボイル)に帰省した際、親戚に連れて行かれた焼肉店で「煙の出ない、串が自動で回る焼き台」に出会ったことがきっかけで生まれた、とされています。
宋吉さんはその年のうちに北京で1号店をオープン。先鋭的でおしゃれ、それでいて本格的という路線が若者に受け、数年で全国にフランチャイズを広げ、「木屋焼烤」「冰城串店」と並ぶ中国バーベキュー業界の三大巨頭の一角と呼ばれるまでになりました。創業からの数年で元手6万元が2014年には年商4億元規模にふくらんだ、という話も伝わっています。
その後ブランドの方向性を練り直し、2017年に店名を「很久以前」から「很久以前羊肉串」へと改名。「あれもこれも」ではなく、看板であるラム串に一本化するという決断でした。現在は直営を中心に全国100店規模まで展開しています。
很久以前羊肉串の店内。配管がむき出しの天井とそろいの青いユニフォームのスタッフ
店内は、配管がむき出しの天井にプロジェクター、スタッフは全員そろいの青いユニフォーム。焼肉店というより、少しバル寄りの垢抜けた空間でした。

羊肉は内モンゴル・呼倫貝爾大草原から

このお店の一番のこだわりが、羊肉の産地です。使っているのは、創業者・宋吉さんの故郷でもある内モンゴル自治区・呼倫貝爾大草原の、生後5〜6か月の仔羊。テーブルにも「羊肉来自呼伦贝尔大草原(羊肉は呼倫貝爾大草原より)」と書かれた青いプレートが置かれていました。
店内の壁にある世界地図のオブジェ。中国から呼倫貝爾大草原など食材の産地へ線が伸びている
店内の壁には大きな世界地図のオブジェがあり、中国から各食材の産地へと線が伸びています。「内蒙古 呼伦贝尔大草原」の文字もはっきり。どこの何を使っているかをお店の側から見せる、というスタンスがよく表れています。
さらに面白いのが、羊のいろいろな部位を使い分けていること。ラム串というと一般的にはもも肉が多いのですが、ここではあばら(羊排)、ロース(外脊)、ヒレ(里脊)、霜降り部分などを1本ごとに変えて串を打っています。仕入れから店内での串打ち、焼き上げまでを店舗で完結させる「その場で刺して、その場で焼く」スタイルです。上海 羊肉串 呼倫貝爾という組み合わせで語れるお店は、意外と多くありません。

入店まで|大众点评・WeChatミニプログラムでオンライン順番待ち

ここで最大の注意点。とにかく混みます。私たちが行った中山公園・龍之夢の店舗は特に人気で、店頭で紙の番号札を取ってから並ぶと、時間帯によっては1〜2時間待ちになることも珍しくありません。
很久以前羊肉串の店舗外観。ネオンの看板と入口に並ぶ順番待ちの列
おすすめは、很久以前羊肉串 予約という言葉につられて「完全予約制」だと思い込まないこと。このお店は席の事前予約はできず、あくまで「順番待ちの番号を早めに取る」仕組みです。具体的には、大众点评(ダーゾンディエンピン)のアプリ、またはWeChatのミニプログラムから、オンラインで順番待ちの番号を発券できます。番号札には人数に応じてアルファベット(少人数はA、大人数はBなど)が振られ、画面で「自分の前にあと何組か」が確認できます。
我が家のおすすめの立ち回りは、モールに着いたらまずオンラインで発券 → 買い物やお茶をしながら待つ → 呼び出しが近づいてきたら店へ戻る、という流れ。これだけで很久以前羊肉串 待ち時間の体感がまったく変わります。週末の夜などピークの時間帯を外せるなら、それも有効です。

名物の回転グリルと「冷えピタ」サービス

席に着くと、テーブルの中央に電動の焼き台。串をセットすると自動でくるくる回り、均一に火が通っていきます。基本はスタッフが横についてタイミングを見て焼いてくれるので、こちらは待つだけです。
スタッフが回転グリルで羊肉串や北海道パンの串を焼いてくれている様子
このスタッフのサービスがとにかく丁寧で、正直、日本の飲食店と同じか、それ以上のレベルでした。焼き加減を見て串を回し、食べごろになったらお皿に取り分けてくれて、卓上が空けば次を用意してくれる。中国の外食でここまで手をかけてもらえるのは、実はかなり珍しい部類です。
そしてシュールで笑ってしまったのが、席で「冷えピタ」のような冷感シート(凉感贴)が配られること。焼き台の熱で暑くなるので、額や首に貼って体温を調節してください、という趣旨らしいのですが、みんなでおでこに白いシートを貼りながら串を食べている光景は、なかなか他では見られません。妻と2人で「これは面白い」と写真を撮り合っていました。

実食レポ|ラム串とクミンの相性が完璧

肝心の味です。まず、ラム肉が本当にやわらかい。そして、羊特有のクセのある匂いがほとんどありません。仔羊を使っていることと、部位を選んでいることが効いているのだと思います。日本で食べるジンギスカンの、あの「羊を食べているぞ」という香りが得意でない人でも、これならいけるはずです。
味付けはクミンと唐辛子がベース。焼いている途中でスタッフがクミンパウダーと唐辛子をふってくれるのですが、この香りが本当にいい。肉の脂とクミンの香ばしさが混ざったところを、熱いうちにかじる瞬間がたまりません。辛さはそこまで攻撃的ではなく、クミンの風味を引き立てる程度です。
妻はこの1本目でスイッチが入ったらしく、「これはリピート確定」と宣言。実際、そのあとも何度も通うことになりました。串を追加するときに很久以前羊肉串 メニュー おすすめを毎回話し合うのですが、我が家の結論はいつも「まず普通のラム串(羊肉串)を多めに、それから羊排」で固まっています。

羊肉以外もすごい|北海道パンの焼き串が印象的

このお店、ラム以外の串もかなり充実しています。牛肉、鶏の軟骨やぼんじり、ソーセージ、しいたけ、野菜巻き、餅系……テーブルの回転グリルには、羊と一緒にいろいろな串が並びました。
その中で意外な伏兵だったのが、「北海道パン」の焼き串。四角い小さなパンを串に刺して焼いたもので、外は香ばしく、中はふわっと甘い。羊のクミン味の合間に挟むと、いい箸休めになります。妻もこれを気に入っていて、ラム串と一緒に必ず注文する1本になりました。

日本では味わえない、ここだけの魅力

食べ終わってから、「これは日本にはないな」と思った点を整理してみました。

項目 很久以前羊肉串(上海) 日本の焼き鳥/ジンギスカン
主役の肉 内モンゴル・呼倫貝爾産の仔羊。部位を1本ずつ使い分け 鶏がメイン。羊はジンギスカン店中心で、成羊も多い
焼き方 卓上の電動回転グリル。煙が出にくく、服に匂いがつきにくい 炭火・網焼きが主流。煙と匂いはつきもの
焼く人 スタッフが横について焼き、取り分けてくれる セルフ、または大将が焼いて出す
味付け クミン+唐辛子。焼きながらスタッフがふりかける タレ・塩が中心。クミンはあまり使わない
サービス 冷感シート配布など、細やかで手厚い 店による

産地をここまで前面に出した仔羊を、煙で燻されることなく、焼いてもらいながら、クミンの香りで食べる。この組み合わせは、少なくとも私が日本で経験したことのないものでした。羊が苦手だと思っている人ほど、一度試してほしいお店です。

よくある質問

Q. 予約は必須ですか?
席の予約はできません。ただし大众点评やWeChatミニプログラムでオンラインの順番待ち番号は取れるので、店に着く前に発券しておくのが実質的な「予約」がわりになります。
Q. 辛いのが苦手でも大丈夫?
大丈夫です。味の中心はクミンの香りで、唐辛子は控えめ。心配ならスタッフに「不要辣椒(唐辛子なしで)」と伝えれば調整してくれます。
Q. 子ども連れでも行けますか?
ファミリー客も多く、席で焼いてもらえるので小さい子連れでも比較的安心です。ただし焼き台は熱くなるので、手を近づけないよう注意してください。
Q. 日本語や英語は通じますか?
基本は中国語です。メニューは写真つきなので指させば注文できますし、翻訳アプリがあれば困りません。
Q. 一人でも入れますか?
カウンター席や小さいテーブルもあり、一人客も見かけました。オンライン発券で少人数用の番号を取ればスムーズです。

まとめ

很久以前羊肉串は、「羊は少し苦手」という人の印象をひっくり返してくれるお店でした。ポイントを振り返ると、

  • 内モンゴル・呼倫貝爾大草原産の仔羊を、部位ごとに串打ち
  • 卓上の電動回転グリルで、スタッフが焼いて取り分けてくれる
  • 味付けはクミンと唐辛子。羊のクセがほとんどない
  • ラム以外では北海道パンの焼き串が隠れた名品
  • 中山公園・龍之夢店は激混み。大众点评かWeChatミニプログラムで順番待ち番号を先に取るのが鉄則

妻が何度もリピートしているのが、何よりの証拠です。上海で羊肉串を食べるなら、まずはここを試してみてください。

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