上海に駐在していた間、私たち夫婦はそろって入院と手術を経験しました。妻は虫垂炎(盲腸)、私はアキレス腱断裂です。
そして結果的に、私立病院と公立病院の両方に入院することになりました。妻は私立で手術を受けて1週間入院し、そこから公立に転院してさらに1週間。請求は私立が約400万円、公立が約40万円でした。
内容が違うので単純比較はできません。それでも入院1泊あたりの単価は、文字どおり桁が違いました。
この記事では、中国の病院ランクの仕組み(よく聞く「三甲病院」とは何なのか)から、実際にかかった費用、保険の立替で苦労した話、日本人が住むエリアからの通いやすさまで、実体験をもとにまとめました。これから上海で暮らす方、すでに暮らしていて「もしものとき」が不安な方の参考になればと思います。
- 上海で2回入院して分かったこと
- そもそも「三甲病院」とは|中国の病院ランクの仕組み
- 上海の三甲病院は「5つの系列」で見ると分かりやすい
- 妻が盲腸に。まず私立の和睦家で手術した
- 請求額は約400万円。保険より先に「立替」が壮絶だった
- 回復せず転院。公立の第一人民医院で完治した
- 私立と公立、結局どちらがいいのか
- 私はアキレス腱断裂で第六人民医院へ
- 手術室前の待機室が、まるで行列だった
- 六院が「断肢再植のゆりかご」と呼ばれる理由
- 公立病院には「中医」という選択肢もある
- 日本人が住むエリアと主要公立病院の位置関係
- 受診前に準備しておきたいこと
- よくある質問
- まとめ
上海で2回入院して分かったこと
先に結論から書きます。
- サービスの快適さは、私立が圧倒的に上。個室、日本語、待ち時間ほぼゼロ
- 医師の技術と「余裕」は、公立のほうがあった。症例数が桁違いなので、先生が落ち着いている
- 費用は公立が圧倒的に安い。私立の入院2泊分が、公立の1週間分の総額にあたった
- だから大きな病気やけがは公立の三甲病院、軽症は私立やクリニックという使い分けに落ち着いた
- 保険が効いても立替は自分で用意する必要がある。ここが一番つらかった
軽い症状で日本語のクリニックを使う話は別の記事にまとめているので、そちらもあわせてどうぞ。この記事は「それでは収まらなかったとき」の話です。
そもそも「三甲病院」とは|中国の病院ランクの仕組み
上海で病院を調べていると、必ず「三甲病院」という言葉が出てきます。私も最初は何のことか分かりませんでした。
中国の病院には国が定めた等級があり、規模による「級」と、質による「等」の掛け合わせで決まります。

「級」は規模と役割
- 三級:病床501床以上。高度な医療に加えて、研究や医学教育も担う大病院
- 二級:病床101〜500床。複数の地区をカバーする中核病院
- 一級:病床20〜100床。地域に密着した一次医療を担う
「等」は質の評価
それぞれの級の中が、さらに甲・乙・丙に分かれます。これは技術水準・医療設備・管理体制などを点数化して決まるもので、甲は900点以上を取った病院だけが名乗れます。
つまり「三甲病院」=三級の甲等=中国で到達できる最高ランクということです。日本でいえば大学病院や特定機能病院のイメージに近いと思います。
なお一級病院は、実際の運用では甲乙丙に分かれていません。また丙等はほとんど見かけないので、実質は「三甲・三乙・二甲・二乙」あたりを覚えておけば十分です。
外国人の私たちが大きな病気やけがで駆け込むことになるのは、ほぼ三甲病院です。「上海 三甲病院」で検索して名前が出てくるところは、基本的に信頼して大丈夫と考えてよいと思います。
上海の三甲病院は「5つの系列」で見ると分かりやすい
上海には三甲病院がたくさんあります。ただ名前を並べられても選べないので、私は「どこの系列か」で覚えるようにしました。中国の大病院は、どの大学の附属かでおおよその性格が決まっているからです。

交通大学系|難しい病気はここ
瑞金(ずいきん)、仁済(じんさい)、新華(しんか)、九院(きゅういん)など。学科が広く研究力が強いのが特徴で、原因がはっきりしない症状や難しい病気のときに名前が挙がります。
復旦大学系|専門特化
中山(ちゅうざん)、華山(かざん)、腫瘤医院のほか、五官科医院(耳鼻科・眼科)、児科医院、婦産科医院といったその分野だけの専門病院があるのがこの系列の面白いところです。目や耳なら五官科、子どもなら児科、と迷わず決められます。
中医薬大学系|慢性疾患と術後の回復
龍華(りゅうか)、曙光(しょこう)、岳陽(がくよう)。いわゆる中医(漢方)が中心で、慢性的な不調の調整や、手術のあとの回復で頼られています。
海軍軍医大学系|技術が硬派
長海(ちょうかい)、長征(ちょうせい)、東方肝胆。もともと軍の医療機関という背景があり、外科系の技術に定評があります。
上海市属病院|日常の第一選択
市一(第一人民医院)、六院(第六人民医院)、十院(第十人民医院)。総合的で受診しやすく、日常的に行くならここという位置づけです。
そして私たち夫婦がお世話になったのは、どちらもこの市属病院でした。妻が第一人民医院、私が第六人民医院です。偶然ですが、「日常の第一選択」という評判は実感として正しかったと思います。
妻が盲腸に。まず私立の和睦家で手術した
ある日、妻が腹痛を訴えました。最初はただの胃腸炎かと思ったのですが、痛みが引かず、場所も右下腹部に移ってきた。虫垂炎(盲腸)でした。
そのとき私たちが向かったのは、私立の和睦家(わぼくか/United Family)です。長寧区の平塘路にある病院で、日本語のサポートがあるのはこの長寧院になります。日本人駐在員のあいだではよく知られた存在で、「困ったらとりあえず和睦家」という空気がありました。
対応は、文句のつけようがありませんでした。待ち時間はほとんどなく、個室は清潔で、日本語で説明を受けられる。不安でいっぱいの状況で、言葉が通じるというだけで本当に救われました。
そのまま手術となり、入院しました。
なお余談ですが、和睦家はもともと出産で利用されることの多い病院のようです。実際、日本人のあいだでも「出産なら和睦家」という話をよく聞きました。出産でよく使われる病院については、また別の記事であらためてまとめる予定です。
請求額は約400万円。保険より先に「立替」が壮絶だった
問題は費用でした。
手術代だけで8万元。そして入院のベッド代が1泊で1万元近く。これが1週間続きます。
最終的な請求は、日本円に換算して約400万円でした。

保険は効いた。最終的な自己負担は約6万円
結論から言えば、お金はほぼ戻ってきました。海外旅行保険と健康保険組合の両方を適用して、最終的な自己負担は6万円程度で済んでいます。
ここだけ読むと「なんだ大丈夫じゃないか」と思われるかもしれません。問題はそこではありませんでした。
つらかったのは、保険金が戻るまでの立替
保険が効くといっても、病院の窓口では一旦こちらが全額を払う必要があります。400万円を、その場で。
私たちは手元にそれだけの現金を用意していませんでした。駐在してまだ日が浅く、生活を立ち上げるのにお金を使った直後です。クレジットカードの利用枠も含めて、かき集めるのに本当に苦労しました。
日本語対応のクリニックだと、保険会社と提携していてキャッシュレスで精算できることがあります。ただ入院や手術のような大きな金額になると、そう簡単にはいきません。
これから上海に行かれる方に、ここだけは強くお伝えしたいです。
- いざというときに動かせる資金を、ある程度は確保しておく
- クレジットカードの利用可能枠を、渡航前に上げておく
- 加入している保険がキャッシュレス精算に対応しているか、入院時はどうなるかを事前に確認しておく
「上海 盲腸 手術 費用」で調べても、日本語で実額まで書かれた記事はほとんど見つかりませんでした。私自身がそのとき知りたかった情報なので、あえて具体的な数字を書いています。
回復せず転院。公立の第一人民医院で完治した
ところが、ここで終わりませんでした。
和睦家で手術を受けて1週間入院したものの、妻の回復が思わしくなかったのです。サービスには何の不満もありませんでした。それでも体調が戻らない。
そこで公立の第一人民医院(市一)に転院することにしました。
結果として、ここでさらに1週間入院し、完治しました。
そして費用は、約2万元(日本円で約40万円)。同じく1週間の入院です。
ただし、これは単純比較ではない
ここは誤解のないように書いておきます。手術そのものは和睦家で終わっていました。 第一人民医院で受けたのは、手術後の入院と治療だけです。
ですから「同じ治療が10分の1になった」という話ではありません。
それでも、金額の感覚はつかめると思います。和睦家は1泊で1万元近く。第一人民医院は1週間の入院と治療を全部ひっくるめて2万元。 つまり私立の2泊分が、公立の1週間分の総額にあたる計算です。
入院が長引くほど、この差はそのまま効いてきます。
公立の先生には「余裕」があった
転院して強く感じたのは、先生の雰囲気の違いです。
公立病院の先生のほうが、明らかに落ち着いていました。断定的で、迷いがない。おそらく、日々さばいている症例数が桁違いだからだと思います。同じ症状を何百例も見ている人の「これは大丈夫」と、そうでない人の「大丈夫だと思います」は、受け取るこちらの安心感がまるで違いました。
もちろん、環境は快適とは言えません。混んでいるし、待ちます。個室とも限りません。
それでも、妻の体調が実際に戻ったのは公立のほうでした。
私立と公立、結局どちらがいいのか
両方に入院して出した、私たちなりの結論です。
| こういうとき | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 風邪、腹痛、軽いけが | 日本語クリニック/私立 | 日本語が通じて早い。これで十分なことが多い |
| 手術が必要な病気・大きなけが | 公立の三甲病院 | 症例数と技術。費用も圧倒的に安い |
| 出産 | 私立(和睦家など) | 快適さと言葉の安心。別記事でまとめます |
| 専門的な分野(目・耳・子ども) | 公立の専門病院 | 五官科医院、児科医院など専門特化した病院がある |
サービスを取るなら私立、結果を取るなら公立。身も蓋もない言い方ですが、これが実感です。
そして忘れてはいけないのがコストです。保険が効くとしても、立替の負担は現実に発生します。公立のほうが圧倒的に安いという事実は、それだけで選ぶ理由になります。
私はアキレス腱断裂で第六人民医院へ
今度は私の番でした。アキレス腱を断裂したのです。
向かったのは第六人民医院(六院)。徐匯区の宜山路600号にある、整形外科(骨科)で全国的に有名な病院です。
妻の件で「大きなけがは公立」と学んでいたので、今回は迷いませんでした。
手術を受け、4日ほど入院。費用は手術と入院を合わせて日本円で150万円ほどでした。アキレス腱の縫合は使う材料や器具が多く、手術を含まない妻の入院(約40万円)とは当然ながら桁が変わります。公立だから何でも安い、というわけではありません。 何をするかで金額は大きく動きます。
それでも、妻が私立で受けた「手術+1週間入院」が約400万円だったことを思えば、公立で手術を受けて4日入院して150万円という水準は、やはり公立に分があると感じました。
傷跡が、驚くほど小さかった
いちばん驚いたのは、傷跡の小ささでした。
アキレス腱の手術というと、かかとの上を大きく切るイメージがありました。ところが実際の傷は、拍子抜けするほど小さかったのです。
あとで知ったのですが、六院の骨科はこの分野で中国トップクラスとされていて、スポーツ医学の症例も非常に多い病院でした。腕の確かさを、自分の足で実感した形です。
手術室前の待機室が、まるで行列だった
六院での体験で、もうひとつ忘れられない光景があります。
手術室の前にある待機室です。
通された部屋に入って、思わず固まりました。少なく見積もっても30人以上が、同じ部屋で横になって待っているのです。これが全員、これから手術を受ける人たち。
しかも、その場で麻酔をかけられていきます。全身麻酔の人もいれば、部分麻酔の人もいる。次々と順番が回ってきて、呼ばれた人からベッドごと運ばれていく。
失礼な言い方になりますが、遊園地のアトラクションの待機列みたいだと思ってしまいました。日本の病院では、まず見ない光景だと思います。
それだけこの病院に手術が集まっている、ということでもあります。回転の速さは、裏を返せば経験の量です。
隣のおばあちゃんは、地方から来ていた
隣のベッドにいたおばあちゃんは、どうやらわざわざ地方から第六人民医院まで手術を受けに来ていたようでした。
「ようでした」と書いたのは、はっきり分からなかったからです。ものすごい方言で、看護師さんも麻酔科の先生も、聞き取るのに延々と苦戦していました。何度も聞き返して、それでも通じない。
中国の広さと、「いい病院には全国から人が集まる」という構造を、この待機室で一気に理解した気がします。
六院が「断肢再植のゆりかご」と呼ばれる理由
第六人民医院の骨科がなぜここまで有名なのか。調べてみると、はっきりした理由がありました。
1963年1月2日、この病院で世界初の断肢再植手術が成功しているのです。
陳中偉(ちん・ちゅうい)医師と銭允慶(せん・いんけい)医師らが、右手首を完全に切断された若い工員の手を、8時間の手術で再接合しました。切れた手が、再びつながって動くようになったのです。
同じ1963年の9月、ローマで開かれた第20回国際外科学会で、この症例は世界初の切断肢再接合の成功例として国際的に認められました。陳中偉医師は「世界断肢再植の父」と呼ばれ、第六人民医院は「中国における断肢再植のゆりかご」と言われるようになります。
60年以上前から、切れた手足をつなぎ直す技術をこの病院が積み上げてきた。その延長線上に、私のアキレス腱の、あの小さな傷跡があるわけです。
日本から来た私たちにとって、中国の病院は「よく分からないところ」になりがちです。でもこういう歴史を知ると、見え方が変わります。名前が挙がる病院には、挙がるだけの理由があるということだと思います。
公立病院には「中医」という選択肢もある
六院には、別の用事でも通いました。そのときに知ったのが、中医(漢方)の外来があるということです。
日本の感覚だと、漢方は「西洋医学とは別のところでやるもの」という印象がありました。ところが中国では、総合病院の中に中医の先生がふつうに在籍していて、同じ建物の中で選べるのです。
実際に中医の先生に診てもらったときの印象は、西洋医学の診察とはかなり違いました。脈を診て、舌を診て、生活習慣を細かく聞かれる。「悪いところを叩く」のではなく「全体を整える」というアプローチだと感じました。
前述の中医薬大学系(龍華・曙光・岳陽)は、まさにこの分野に特化した三甲病院です。慢性的な不調や、手術のあとの回復には、この選択肢を知っておくと幅が広がります。
すぐに結果が出るタイプの医療ではありませんが、「西洋医学で手詰まりになったときの逃げ道がもう一本ある」のは、海外で暮らすうえで心強いことでした。
日本人が住むエリアと主要公立病院の位置関係
日本人が多く住むのは長寧区(古北・虹橋・天山・中山公園)と徐匯区(徐家匯)あたりです。ここから主要な公立病院がどのくらいの位置にあるかを、ざっくり図にしました。

図にして気づいたことがあります。
日本人がよく住む長寧区には、大きな三甲病院があまりありません。 和睦家(私立)は長寧区の平塘路にありますが、公立の有名どころは徐匯区より東に集中しています。
| 病院 | 場所 | 強み |
|---|---|---|
| 第六人民医院 | 徐匯区 宜山路600号 | 整形外科・スポーツ医学。けがならここ |
| 中山医院 | 徐匯区 枫林路180号 | 循環器・心臓外科・肝臓 |
| 五官科医院 | 徐匯区 汾陽路83号 | 目と耳鼻咽喉の専門病院 |
| 華山医院 | 静安区 烏魯木斉中路12号 | 脳神経・皮膚科・感染症 |
| 瑞金医院 | 黄浦区 瑞金二路197号 | 内分泌・血液・集中治療 |
| 第一人民医院 | 虹口区 武進路85号(北部院区) | 総合。妻が転院して完治した病院 |
徐家匯に住んでいる方は、六院も中山も五官科も徐匯区内なので恵まれています。古北や虹橋にお住まいだと、少し移動することになります。
とはいえ上海は地下鉄が発達しているので、移動そのものは大きな問題になりません。それより「どの病院が何に強いか」を先に知っておくほうが、はるかに役に立ちます。 救急で運ばれるならともかく、自分で選べる状況なら、強い病院に行くべきです。
住むエリアそのものについては、別記事で詳しくまとめています。
受診前に準備しておきたいこと
日本人は「国際VIP診療」で受けることになる
公立病院というと、朝から長蛇の列に並ぶイメージがあるかもしれません。実は外国人の場合、たいていは「国際医療部」「VIP門診」と呼ばれる窓口で受診することになります。
通常の外来とは別の窓口で、ある程度優先されますし、通訳が付くこともあります。料金は通常外来より高くなりますが、それでも私立とは比べものにならない水準です。
公立病院の技術と、ある程度の受診しやすさ。この組み合わせが、外国人にとっては一番コスパがいいと思います。
準備しておくとよいもの
- パスポート(公立・私立問わず必須)
- 海外旅行保険の証券番号と、保険会社の緊急連絡先
- 健康保険証(帰国後の健保組合への請求で使う)
- クレジットカード(利用枠は多めに)と、ある程度の手元資金
- 領収書と診断書は必ずもらう。保険請求に必要です
- 中国の決済アプリ(支付宝/微信支付)。病院の受付や会計で使う場面が多いです
- 持病や常用薬がある方は、薬の成分名を控えたメモ。商品名は通じません
診断書は「日本語訳も」と言っておく
保険請求では診断書と明細が必要になります。中国語のままでも通ることが多いですが、英語の診断書をもらえるか確認しておくと後が楽です。私立なら英語はまず問題なく出してもらえます。
よくある質問
Q. 中国語が話せません。公立病院でも受診できますか?
できます。国際医療部(VIP門診)を使えば通訳が付くこともあります。不安なら、日本語対応のクリニックでまず診てもらい、紹介という形で公立に行くのも手です。私たちも最初は日本語のクリニックを頼っていました。
Q. 私立と公立、最初はどちらに行くべきですか?
症状次第です。命に関わる、あるいは手術が必要そうなら最初から公立の三甲病院をおすすめします。判断がつかないうちは私立や日本語クリニックで診てもらい、必要なら転院すればいいと思います。私たちは結果的に転院しましたが、もっと早く公立に行ってもよかったと感じています。
Q. 保険に入っていれば、お金の準備は不要ですか?
不要ではありません。 入院や手術では一旦全額を立て替える場面があります。私たちは約400万円を立て替えました。最終的にはほぼ戻ってきましたが、その瞬間に用意できるかどうかは別の話です。
Q. 三甲病院なら、どこでも同じですか?
いいえ。同じ三甲でも得意分野がはっきり分かれています。けがや整形外科なら六院、目や耳なら五官科医院、というように選んだほうがいい結果になります。
Q. 出産はどこがいいですか?
この記事では扱いきれないので、別の記事であらためてまとめる予定です。和睦家はもともと出産でよく利用される病院ですし、公立にも婦産科医院のような専門病院があります。
まとめ
上海で2回入院して、私たちがたどり着いた結論です。
- 大きな病気やけがは、公立の三甲病院へ。 技術も症例数も、そして費用も、公立に分があります
- サービスは私立が圧倒的に上。 ただし快適さにはそれなりの対価がかかります
- 公立のサービスは期待しない。 混むし待ちます。そこは割り切るしかありません
- 日本人は国際VIP診療になるので、ある程度は優先されます。 公立のハードルは思ったより高くありません
- 病院選びは「系列」と「得意分野」で。 名前の知名度ではなく、何に強いかで選ぶ
- お金の準備だけは、保険とは別に。 立替は現実に発生します
海外で入院するのは、できれば避けたい経験です。それでも実際に二度経験してみて、上海の医療水準そのものは心配しなくていいと感じました。選び方さえ間違えなければ、しっかり治してもらえます。
この記事が、もしものときの判断材料になればうれしいです。
