上海に住んでいると、いろいろな人から「上海の古鎮ならどこがおすすめ?」と聞かれます。そのたびに私が真っ先に名前を挙げるのが朱家角(しゅかかく/ジュージアジャオ)です。
今回は日本から遊びに来た妻の母を連れて、午後から夜にかけて朱家角を日帰りで楽しんできました。手漕ぎの舟で夏の終わりの風に吹かれ、名物の湯圓をつまみ、夜はローカル感満載のお店で臭豆腐や朱家角名物の「扎肉(ザーロウ)」に舌つづみ。締めくくりは水面に灯りがゆらめく朱家角の夜景。義母も「来てよかった!」と大満足の1日になりました。
この記事では、実際に歩いてわかった朱家角の魅力に加えて、1700年の歴史や「放生橋」に込められた物語、名物グルメ、アクセス、午後〜夜のモデルコースまでまとめて紹介します。
目次
- 朱家角ってどんなところ?上海の古鎮の代表格
- 朱家角の歴史|1700年の水郷はなぜ栄えたのか
- 放生橋|上海最大の五連アーチ石橋と「放生」の物語
- 手漕ぎ舟に乗って、夏の終わりの風を感じる
- 湯圓でひと休み|やっぱりごま味が正解
- 夜ごはんは「放生橋菜館」でローカル飯
- 日が暮れてからが本番!朱家角の夜景
- 義母を連れて行ったら大満足だった話
- 朱家角の見どころ早わかり
- 朱家角の食べ歩きグルメリスト
- 上海3大古鎮(朱家角・七宝・南翔)の違い
- 朱家角のアクセスと午後〜夜のモデルコース
- 次に行く人へのアドバイス
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
朱家角ってどんなところ?上海の古鎮の代表格
朱家角は、上海市の西のはずれ・青浦区にある水郷の古い町です。中国語で昔ながらの町並みが残る町を「古鎮(こちん)」と呼びますが、朱家角はその中でも上海の古鎮の代表格。上海在住の日本人に「上海 古鎮 おすすめ」を聞けば、かなりの確率でこの名前が返ってくると思います。
町の中を大きな川「漕港河(そうこうが)」と細い水路が縦横に走り、白壁に黒い瓦屋根の家々が水辺にぎっしりと並びます。石橋の下を木の舟がくぐっていく様子から、「上海のヴェネツィア」と呼ばれることもあります。

実際に歩いてみて感じたのは、とにかく「これぞ中国!」という風景が、作り物ではない古さと一緒に残っているということ。石畳のすり減り方や、水辺の家の壁に残る黒ずみ、軒先に吊るされた赤い提灯……。日本の観光地では絶対に味わえない、時間が積み重なった趣があります。
ちなみに朱家角は、中国旅游研究院が発表した「海外からの旅行者に人気の名城・古鎮トップ10」にも選ばれており、外国人観光客からの評価も高いスポットです。
朱家角の歴史|1700年の水郷はなぜ栄えたのか
せっかく行くなら、町の成り立ちを知っておくと景色の見え方がガラッと変わります。ざっくりですが、朱家角の歩みを整理してみました。
三国時代から人が住んでいた水辺の村
朱家角の歴史は1700年以上前、三国時代(あの劉備・曹操・孫権の時代)までさかのぼるといわれています。周辺は湖や川が網の目のように広がる低地で、水運と漁業に恵まれた土地でした。
宋・元の時代に「朱家村」として市が立つ
宋〜元の時代になると人が集まり、市(いち)が立つようになります。この頃の名前が「朱家村」。朱さん一族が多く住んでいた村だったことが名前の由来とされています。
明の時代に正式な「町」へ。名前は「珠街閣」
明の万暦年間、1612年(万暦40年)に正式に鎮(町)となり、「珠街閣(しゅがいかく)」、別名「珠溪(しゅけい)」と呼ばれるようになりました。「朱」が「珠(真珠)」に変わっているのが面白いところで、水辺にきらめく美しい町、というイメージが込められていたのかもしれません。のちに発音の近い「朱家角」が定着し、現在の名前になりました。
「衣被天下」|布とお米で栄えた江南の商業都市
朱家角が大きく発展した理由は、なんといっても水運です。漕港河を通じて周辺の町や上海、蘇州方面と舟でつながっていたため、物資の集散地として栄えました。
- 綿布(標布)の取引:このあたりで織られた綿布「標布」が各地に出荷され、「衣被天下(天下の人々に衣を着せる)」とまで言われました
- 米市:明末〜清初には米の取引市場が急成長し、「三里の長い通りに千軒の商店」と称されるほどのにぎわいに
- 清末:青浦西部の交易の中心として、商人たちが集まる町に
今でも水辺の家に舟を横付けできる石段がたくさん残っているのは、まさに「舟が道路だった」時代の名残です。舟から町を眺めると、昔の商人たちが荷物を積み降ろしていた光景が目に浮かぶようでした。
| 時代 | 出来事 |
|---|---|
| 三国時代 | 水辺に集落ができ始める(1700年以上の歴史) |
| 宋・元 | 人が集まり市が立つ。「朱家村」と呼ばれる |
| 1571年(明) | 僧・性潮の呼びかけで放生橋が架けられる |
| 1612年(明・万暦40年) | 正式に鎮となり「珠街閣」と呼ばれる |
| 明末〜清初 | 標布と米市で大いに栄える。「衣被天下」 |
| 1812年(清・嘉慶17年) | 放生橋が再建され、現在の姿に |
| 清末〜民国 | 青浦西部の交易の中心地に。課植園などの邸宅・庭園が造られる |
| 現代 | 地下鉄17号線が開通し、上海中心部から日帰りの定番スポットに |
放生橋|上海最大の五連アーチ石橋と「放生」の物語
朱家角のシンボルといえば、漕港河にどーんと架かる放生橋(ほうせいきょう)です。

上海で一番大きな五連アーチの石橋
- 全長約70m・高さ約7m、5つのアーチを持つ石造りの橋
- 上海地区に現存する五孔石橋としては最大・最長・最高で、「沪上第一橋(上海一の橋)」とも呼ばれます
- はじまりは1571年。近くの慈門寺の僧・性潮(せいちょう)が人々から寄付を募って架けたもの
- 現在の姿は1812年(清の嘉慶17年)に再建されたもの。つまり200年以上、この川をまたぎ続けているわけです
「放生」ってどういう意味?
橋の名前の「放生(ほうじょう)」は、捕らえられた魚や亀などの生き物を逃がしてやり、功徳を積む仏教の習わしのこと。日本でも神社やお寺の「放生会(ほうじょうえ)」として残っているので、聞き覚えのある方もいるかもしれません。
お坊さんが建てた橋ということもあり、この橋の下で魚を放つ儀式が行われていたことが名前の由来とされています。ただの交通インフラではなく、「命を大切にする」という祈りの場所でもあったと知ると、何気なく渡っていた石段が急にありがたく感じられました。
橋の上は朱家角いちばんのビュースポット
アーチの頂上に立つと、漕港河の両岸に並ぶ古い家並みと、行き交う舟が一望できます。昼・夕方・夜で見え方がまったく違うので、時間を変えて何度でも登りたくなる場所です。

橋の上から見下ろすと、白壁と黒瓦の家並みの手前に「游览淀山湖(淀山湖遊覧)」の看板が見えました。朱家角のすぐ近くには上海最大の淡水湖・淀山湖があり、ここからモーターボートで湖まで出ることもできるようです。昔はこの水路から湖、さらに江南の各地へと舟がつながっていたんですね。
手漕ぎ舟に乗って、夏の終わりの風を感じる
朱家角に来たら、ぜひ乗ってほしいのが手漕ぎの舟(揺櫓船)です。船頭さんが櫓(ろ)を一本で器用に操りながら、水路をゆっくり進んでいきます。

私たちが乗ったのは、ちょうど日が傾き始めた夕方の時間帯。日中の暑さがやわらぎ、川面を渡ってくる風が本当に気持ちよかったです。夏の終わりの少しだけ涼しくなった風にあたりながら、ギィ…ギィ…という櫓の音を聞いていると、何百年も前に同じように舟で荷物を運んでいた人たちの暮らしが自然と想像できて、歴史の中に入り込んだような感覚になりました。

舟の上から見上げる放生橋は、橋の上から見るのとはまた違った迫力があります。夕方になると橋がライトアップされ始め、水面に映る灯りと五つのアーチがなんとも幻想的でした。

本流から細い水路に入ると、柳の枝が水面すれすれまで垂れ下がり、雰囲気が一気にしっとりします。岸辺の石段や小さな石橋をくぐるたびに景色が変わり、あっという間の時間でした。
舟の料金と乗り方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 1艘200元(乗った人数で割り勘する形) |
| 乗り場 | 放生橋周辺など、古鎮内に複数の船着き場あり |
| おすすめ時間帯 | 夕方(日没前後)。暑さがやわらぎ、ライトアップも楽しめる |
1艘あたりの料金なので、家族や友人など人数が多いほどお得になります。私たちのように3人で乗っても1人あたり70元弱。景色と体験を考えれば十分元が取れると思います。
湯圓でひと休み|やっぱりごま味が正解
歩き疲れたら、甘いもので休憩です。朱家角でも、以前七宝老街で食べてすっかりファンになった湯圓(タンユエン)をいただきました。

湯圓は、もち米の粉で作った白いお団子の中に餡を包み、ゆでて甘いシロップ(またはお湯)に浮かべた江南の伝統スイーツ。旧暦の1月15日「元宵節」に家族で食べる縁起物で、「団円(家族が丸く集まる)」に通じることから、家族円満の象徴とされています。義母と一緒に食べるにはぴったりの一品でした。
中身は肉、小豆、ピーナッツなどいろいろありますが、やっぱりおすすめは黒ごま! 箸で割ると中から黒ごま餡がとろ〜っと流れ出してきて、香ばしさと甘さがたまりません。もちもちの皮との相性も最高です。
夜ごはんは「放生橋菜館」でローカル飯
夜ごはんは、放生橋のたもと近くにある「放生橋菜館」へ。観光客向けのおしゃれなお店ではなく、ローカル感満載のお店をあえてチョイスしました。

「菜館」は中国語で料理店・レストランの意味。店名のとおり放生橋の目の前という好立地で、金色の文字が彫られた黒い木の看板がいかにも老舗という雰囲気です。中は飾り気のないシンプルなつくりですが、そのぶん料理で勝負しているお店でした。
臭豆腐に挑戦!意外にも普通においしい

まずは中国の屋台グルメの代表格、臭豆腐(チョウドウフ)に挑戦しました。臭豆腐は、野菜や魚介などを発酵させた漬け汁に豆腐を漬け込み、それを揚げたもの。「聞くと臭いが、食べると香ばしい」と言われる食べ物で、屋台の近くを通るとかなり強烈なにおいがすることもあります。
ところが、このお店の臭豆腐はあまり臭くなく、普通においしい! 外はカリッと、中はふわっとした揚げ豆腐で、添えられたピリ辛の唐辛子ソースをつけるとご飯にもビールにも合う味でした。臭豆腐デビューにはむしろちょうどいいと思います。
魚料理は「清蒸鲈鱼(スズキの姿蒸し)」
水郷に来たからには魚料理は外せません。注文したのは、写真の見た目から判断して清蒸鲈鱼(チンジェンルーユー)=スズキの姿蒸しだと思います。背中に黒い斑点がある銀色の魚体、大きな口はスズキの特徴。丸ごと1尾を蒸し上げ、上からネギと赤唐辛子をのせ、熱した油と醤油ベースのタレをジュッとかける、中国の定番の調理法です。
お箸を入れると、身がほろっと崩れるほどふっくら。淡白な白身に、しっかりめの甘じょっぱい醤油ダレがよく絡み、ネギの香りと唐辛子のほのかな辛みがアクセントになっています。皿に溜まったタレまでご飯にかけたくなるおいしさで、みんなの箸が止まりませんでした。
ちなみに朱家角には、近くの淀山湖でとれる「白水魚(パイシュイユー)」を蒸した「清蒸白水魚」という名物もあります。次はこちらも試してみたいと思っています。
また頼んでしまった「米苋」

写真左の、汁が鮮やかなピンク色に染まった青菜は米苋(ミーシェン)。日本では「ヒユナ(バイアム)」と呼ばれる野菜で、赤い色素を含む品種なので、にんにくと炒めると汁がこんなきれいな紫ピンク色になります。江南地方では夏の家庭料理の定番です。
やわらかくてクセがなく、にんにくの風味でいくらでも食べられる味。実は旅行先で毎回のように頼んでいる気がします(笑)。こってりした料理の合間にちょうどいい箸休めで、中国の食堂に行ったらとりあえず頼んでおきたい一皿です。
朱家角名物「扎肉(ザーロウ)」
写真右の、笹の葉に包まれた茶色い料理が、朱家角の名物「扎肉(ザーロウ)」です。「扎」は「縛る」という意味で、豚バラ肉をちまきの葉(笹の葉)で包み、わらなどで縛ってから、醤油と砂糖でじっくり煮込んだ料理です。
- 明末〜清初の頃から朱家角の民間で受け継がれてきた伝統料理
- 「色香味美糯如鰻(色も香りも味もよく、ウナギのようにとろける)」と称えられる
- 笹の葉の香りが肉に移り、角煮よりもさっぱりとした後味になるのが特徴
葉をほどくと、中からトロトロに煮込まれた豚バラが登場。甘辛いタレがしみ込んだ脂身は口の中でほどけるようで、笹の葉のほのかな香りがいいアクセントになっていました。朱家角でしか食べられない味なので、ぜひ注文してみてください。
日が暮れてからが本番!朱家角の夜景
食事を終えて外に出ると、町はすっかり夜の顔に変わっていました。正直に言うと、朱家角の夜景は昼間の何倍も素敵です。

空がまだ少し青さを残す「ブルーアワー」の時間帯は特におすすめ。軒先の赤い提灯と、建物の縁取りに灯る温かいオレンジ色の明かりが、静かな水面にゆらゆらと映り込みます。小さな石のアーチ橋の向こうに続く水路は、まるで時代劇のワンシーンのよう。思わず何枚も写真を撮ってしまいました。

水辺のレストランには明かりがともり、2階の窓辺やテラス席で食事を楽しむ人たちの姿が見えます。昼間はひっそりしていた水辺が、夜は人々のにぎわいと灯りに包まれる。この「生活のある夜景」が、朱家角ならではの魅力だと思います。

最後に、もう一度橋の上へ。真っ暗な空の下、漕港河の両岸に灯りがずっと続き、それが鏡のような川面に映り込んで、光の道ができていました。夏の夜風に吹かれながら眺めるこの景色は、本当に風情たっぷりでした。昼の朱家角しか知らない人には、ぜひこの夜景を見てほしいです。
義母を連れて行ったら大満足だった話
今回は、日本から遊びに来てくれた妻の母を案内する旅でした。結果は大満足! 振り返ってみると、朱家角が親族の案内にぴったりな理由がいくつもありました。
- 「日本では見られない、いかにも中国という景色」で写真映えする
- 舟に座っているだけで観光できるので、歩き疲れにくい
- 湯圓や扎肉など、日本人の口に合う食べ物が多い
- 昼と夜で景色が変わるので、半日でも「たくさん観た」満足感がある
義母に喜んでもらえて、案内した私たちもうれしい1日になりました。家族や親族が上海に来たら、まず連れて行くべき場所の第一候補だと、自信を持っておすすめできます。
親族を連れて行くときのちょっとしたコツ
- 移動は地下鉄+タクシーが楽。駅から古鎮までタクシーを使えば体力を温存できる
- 舟を早めに組み込む。座って景色を楽しめる時間を作ると、年配の方でも疲れにくい
- 石畳や橋の段差が多いので、歩きやすい靴をおすすめしておく
- 夜は虫が出ることもあるので、夏場は虫よけがあると安心
- カフェや甘味処が多いので、こまめに休憩を入れる
朱家角の見どころ早わかり
今回は舟・グルメ・夜景を中心に楽しみましたが、朱家角には他にも歴史スポットがたくさんあります。古鎮の魅力は「一橋、一街、一院、一廟……」と数えられるほど。代表的なものを表にまとめました。
| スポット | どんな場所? |
|---|---|
| 放生橋 | 1571年創建、1812年再建。上海最大の五連アーチ石橋。橋の上からの眺めは必見 |
| 北大街 | 明・清時代の建物が並ぶ古い商店街。「上海で最もよく残る明清の街並み」とも言われ、お土産や食べ歩きの中心 |
| 課植園 | 民国初期に造られた大邸宅と庭園。名前は「課読(勉強)」と「耕植(農耕)」から取ったもので、「学問と農業を両立せよ」という主の教えが込められている |
| 大清郵局 | 清朝時代の郵便局の跡。当時の郵便制度を紹介する展示がある、珍しいスポット |
| 城隍廟 | 町の守り神「城隍神」を祀る廟。江南の古鎮ならではの信仰の場 |
| 円津禅院 | 水辺に建つ禅寺。古鎮の中で静かに過ごせる場所 |
古鎮エリアは基本的に自由に散策でき、課植園などの一部施設が有料という形です。じっくり見たい方は、午後早めに到着して施設めぐりを入れるのがおすすめです。
朱家角の食べ歩きグルメリスト
朱家角は食べ歩きも楽しい町です。今回食べたもの+次に行く人に食べてほしいものをまとめました。
| グルメ | どんな食べ物? |
|---|---|
| 扎肉(ザーロウ) | 笹の葉で包んで縛った豚バラの甘辛煮込み。朱家角を代表する名物 |
| ちまき(粽子) | 朱家角はちまきも名物。日本の甘いちまきと違い、豚肉入りのしょっぱい系が主流で食べ応えあり |
| 湯圓(タンユエン) | もちもちのお団子スイーツ。黒ごま味が一押し |
| 臭豆腐(チョウドウフ) | 発酵液に漬けた豆腐を揚げたもの。お店によってにおいの強さが違うので挑戦しがいあり |
| 青団(チンタン) | よもぎなどの草で緑色に色付けしたもち米のお団子。中はあんこが定番。江南の春の味覚で、清明節の頃に食べる習慣がある |
| 清蒸白水魚 | 淀山湖の川魚を蒸した朱家角の名物料理 |
とくにちまき・湯圓・臭豆腐・青団は、北大街などを歩きながら気軽に買えるので、少しずつシェアしながら食べ歩くのがおすすめです。
上海3大古鎮(朱家角・七宝・南翔)の違い
上海には古鎮がいくつもあり、「結局どこに行けばいいの?」と迷う方も多いと思います。私がこれまでに訪れた3つの古鎮を比べてみました。
| 項目 | 朱家角 | 七宝老街 | 南翔古鎮 |
|---|---|---|---|
| 場所 | 青浦区(市の西のはずれ) | 閔行区(市街地に近い) | 嘉定区(市の北西) |
| アクセス | 地下鉄17号線+タクシー | 地下鉄9号線の駅から近い | 地下鉄11号線+徒歩 |
| 規模 | 大きい(半日〜1日) | コンパクト(2〜3時間) | 中くらい(半日) |
| 水郷らしさ | ◎(川が大きく舟が主役) | ○ | ○ |
| 名物 | 扎肉・ちまき・夜景 | 湯圓・鵞鳥料理 | 小籠包・素鴨 |
| こんな人に | 家族・親族の案内、写真好き | サクッと食べ歩きしたい人 | 小籠包好き |
「いかにも水郷」という景色と夜景を楽しむなら、間違いなく朱家角。気軽にグルメを楽しみたいなら七宝、本場の小籠包が目当てなら南翔、という使い分けがおすすめです。
朱家角のアクセスと午後〜夜のモデルコース
朱家角へのアクセス
私たちは地下鉄で最寄りの朱家角駅まで行き、駅からはタクシーで古鎮へ向かいました。
| 区間 | 移動手段 | 目安 |
|---|---|---|
| 上海市内 → 虹橋火車站など | 地下鉄2号線・10号線など | 出発地による |
| 虹橋火車站 → 朱家角駅 | 地下鉄17号線 | 約40分 |
| 朱家角駅 → 古鎮 | タクシー(または路線バス) | 約10〜15分 |
地下鉄17号線ができてから、朱家角は上海中心部からぐっと行きやすくなりました。駅から古鎮までは少し距離があるので、タクシーや配車アプリを使うのが楽です。帰りも古鎮の入口付近でタクシーを拾えば、駅までスムーズに戻れます。
午後〜夜を満喫するモデルコース
| 時間の目安 | やること |
|---|---|
| 14:00頃 | 朱家角に到着。北大街を散策しながら食べ歩き |
| 15:30頃 | 湯圓などで休憩。課植園などの歴史スポットへ |
| 17:00頃 | 放生橋の上から昼〜夕方の景色を眺める |
| 17:30頃 | 手漕ぎ舟で夕暮れの水路めぐり |
| 18:30頃 | 夕食。扎肉や魚料理などのローカル飯を |
| 19:30頃〜 | 夜景さんぽ。橋の上から灯りに包まれた水郷を眺める |
| 20:30頃 | タクシー+地下鉄で帰路へ |
日没の時間は季節によって変わるので、舟を日没の少し前に合わせるのがポイントです。
次に行く人へのアドバイス
- 午後から夜にかけて行くのがおすすめ:昼と夜で雰囲気がガラッと変わり、1回で2つの朱家角を楽しめます
- 舟は夕方に乗る:暑さがやわらぎ、夕日とライトアップの両方が見られる。料金は1艘200元なので人数が多いほどお得
- 食べ歩きは少しずつ:ちまき・湯圓・臭豆腐・青団あたりをシェアしながら、夜ごはん用にお腹を空けておく
- 夜ごはんは扎肉を必ず:朱家角でしか食べられない名物です
- 家族・親族が来たら第一候補に:中国らしさ、歩きやすさ、食事、夜景のすべてがそろっています
- スマホ決済を準備:お店も舟もAlipayやWeChat Payが基本です
よくある質問(FAQ)
Q. 朱家角の滞在時間はどれくらい必要?
A. 散策・舟・食事・夜景までなら半日(5〜6時間)がちょうどいいです。歴史スポットまでじっくり回るなら1日あってもいいと思います。
Q. 朱家角は入場料がかかる?
A. 古鎮エリアは基本的に自由に散策できます。課植園などの一部施設や舟は別料金です。
Q. 舟の料金はいくら?
A. 私たちが乗った手漕ぎ舟は1艘200元で、乗った人数で割る形でした。
Q. 朱家角の夜景は何時頃がきれい?
A. 日没直後の、空がまだ少し青いブルーアワーが一番おすすめです。その後の真っ暗な時間帯も、水面に灯りが映り込んでとてもきれいです。
Q. 臭豆腐は臭くて食べられない?
A. お店によりますが、私たちが食べた放生橋菜館の臭豆腐はほとんど臭みがなく、普通においしく食べられました。臭豆腐デビューにおすすめです。
Q. 年配の家族を連れて行っても大丈夫?
A. 大丈夫です。今回も義母を連れて行きましたが、舟に乗れば座ったまま観光できるので負担が少なく、とても喜んでもらえました。石畳や橋の段差があるので、歩きやすい靴で行きましょう。
まとめ
朱家角は、1700年の歴史が今も息づく、上海でいちばんおすすめしたい古鎮です。
- 布とお米の交易で栄えた水郷の町。放生橋は上海最大の五連アーチ石橋
- 手漕ぎ舟で夏の終わりの風を感じながら、歴史の中をゆっくり進む体験は格別
- 湯圓はごま味、夜ごはんは扎肉・清蒸鲈鱼・臭豆腐・米苋でローカルの味を満喫
- 日が暮れてからの夜景が本当に美しい。午後〜夜の訪問がベスト
- 家族・親族が上海に来たら、まず連れて行くべき場所
上海にお住まいの方も、旅行で訪れる方も、ぜひ午後から夜にかけて、昼と夜の2つの顔を持つ朱家角を味わってみてください。
